乳がんってどんな病気なの?

毎年5万人の女性がかかると推定されている「乳がん」がどんな病気なのか、まずはその概要を知りましょう。

乳がんはどんな病気?

乳がんは乳腺にできる悪性腫瘍です。乳腺は小葉と乳管からなっています。乳腺は乳頭から木の枝のように放射状に広がり、その先に小葉と呼ばれる母乳を作るところがあります。母乳を乳頭まで運ぶのが乳管です。乳がんの多くは、この小葉を構成する細胞から発生します。乳房の変化に気付かず放置していると、がん細胞が増殖して乳腺の外にまで広がり、リンパや血液の流れにのって、肺や肝臓、骨など乳房から離れた臓器にまで及びます。 乳房のしくみ乳がんのできやすいところ
右図: 乳房の外側の上方が一番多く、ついで内側の上方、外側の下方、乳首付近、内側の下の順になっています。
注)2つ以上の部位にまたがる症例があるため、合計は100%を超える。
出典:聖マリアンナ医大乳腺・内分泌外科データ

毎年5万人がかかっています

日本では、乳がんにかかる女性は年々増えており、今では年間約5万人の女性がかかると推定されています。
また亡くなる方も、ここ50年間で7倍近くに増えています。
2009年には1万2千人を超える方が亡くなりました。
女性の全年齢層では胃や大腸のがんで亡くなる方が多いのですが(グラフ1)、40歳前後を境に、乳がんで亡くなる方が増え(グラフ2)、30歳から64歳では、乳がんが死亡原因の第1位となっています。
また若い年代の乳がん死亡率が年々上昇しています。20代でかかる方は少ないとはいえ、若いときから関心をもつことが大切です。

グラフ1:女性のがん部位別死亡数

グラフ1:厚生労働省 平成21年人口動態統計より

グラフ2:40歳前後を境に、乳がんにかかる人が急激に増加します。

グラフ2:(財)がん研究振興財団 がんの統計‘10より

情報提供:厚生労働省(外部リンク)

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